「KENさんという方、ご存知ありませんか?」
この一言から始まった一連の出来事もどうやら一段落ついたと思いながら、霊能力を持つ方と話しをしていた時のことです。
「暖炉の上に蝋燭立てになっているエンジェルが居ますね?とても喜んでいますよ。」
暖炉の上には沢山の天使の人形を飾っていますが、その中に真鍮でできた蝋燭立てになっているエンジェルもいるんです。
「うーん、すごい!」
と唸っていましたら、新たなメッセージが届けられました。
「車輪が見えるんですが、何か心当たりがありますか?」
そう伝えられ、物置に自転車が数台あり、中には分解して部品を使ったりしたので、その車輪のことだろうか?と思いましたが、はっきりとは分かりません。
「どうも誰かが買いに来る、っというような事を言ってるようですよ。」
メッセージはそこまででしたので、謎がひとつ与えられました。
しばらくしたら何らかのヒントか答えが見つかるでしょうということで、車輪のことは心に留めておくことにしました。
それから数日後のこと。
私はKENさんのことをさらに詳しく調べていました。
奥さんと二人の写真や、サイクリスト(サイクリング愛好者)として活動をされていた時の写真が見つかりました。
画像を検索しながら、なんとなく画面をぼーっと見ていた時のことです。
私は思わずハッと息を呑んでしまいました。
「あっ、車輪だ!」
画像の中に車輪が出ていたんです。
この時私は背筋がゾクゾクする感覚を得ました。
「これがあの車輪なんだ。」
「うちの倉庫の自転車じゃない。まだKENさんからのメッセージは続いていたんだ。」
私は直感でそう感じました。
この車輪は「Spokes of Hope」という団体のロゴで、KENさんも参加されていました。
日本語にすると「希望の車輪」という感じでしょうか。
癌で闘病生活をしている患者の皆さんへ勇気と希望を届けるというのが、この団体の活動となっています。
Spokes of Hope is:
- Empowering Cancer Survivors
- Friends and Family Honoring and Remembering
- Changing the way cancer is perceived and treated
- Teaching Middle School Students how to understand, recognize and prevent cancer
- Providing a way to “heal” and fight back stronger
- A way to make a difference!
Spokes of Hope utilizes cycling as a vehicle of change. Participants ride for those who can’t, for those currently in the fight against
そういえば、パートナーがセシルさんのことを発見した時、すでにこのSpokes of Hopeについての動画とウェブサイト(spokesofhope.com)も見つけていたんです。
なぜ気付かなかったのだろう。
答えはずっと前から目の前にあったのに。
「誰かが買いに来る」というのは私の家に来るのではなく、すでに終わっているKENさんの家でのエステートセールを意味していたのでしょう。
そして「車輪」は、KENさんのところに有ったであろう自転車を意味するとともに、このSpokes of Hopeの車輪をも意味していたのだとはっきりと分かりました。
もう一度動画を見て、そしてウェブサイトの情報を確認しました。
KENさんは「車輪」というメッセージから何を伝えたかったのかをパートナーと一緒に考えてみました。
Spokes of Hopeは癌患者に希望を与える非営利かつボランティアの団体です。
参加者は現在闘病中で自転車に乗れない人の代わりに、そして治療方法が見つかる前に亡くなってしまった人々の代わりに自転車を走らせます。
癌に戦い勝った人々が自転車で各地の病院や学校を巡り、患者に希望を与え、そして子供達に正しい知識を授けています。
彼らはサイクリングを「変化」への象徴としています。
絶望の淵にある人々に、癌に打ち勝つことも可能だと語り、変化を与え続けています。
KENさんもセシルさんも二人とも癌と闘い、同様に苦しむ人々のために基金を作り、Spokes of Hopeの活動を通して希望を与えてきました。
KENさんが腎臓癌の末期の状態でSpokes of Hopeのサイクリングに参加したことは、現在でも語り継がれています。
「どんなに辛く苦しくても、負けないで。」
「今日を精一杯生きてください。」
「どんな形でもいい。あなたにできる方法で人々に希望を与えてください。」
これがきっとKENさんとセシルさんからのメッセージだったのだろう。
私とパートナーはそう思いました。
そして「車輪」の謎が解けたことを霊能者の方に報告し、「人々に希望を与えることの大切さ」を共感しました。
私は今回、この「未来からのメッセージ」という記事を
- 霊たちは三次元では分からない未来のことも知っている。
- 私達の世界とスピリチュアルな世界は繋がっており、コミュニケーションが行われている。
このような内容で書き始めたのですが、次第に深い内容へと導かれました。
- どんなに辛くても、苦しくても、あきらめず今日を一生懸命生きること。
- あなたにできる形で、人々に希望を与えること。
Spokes of Hppeは癌を経験したサバイバーの方々が、希望の輪を広げています。
自分が苦しんだからこそ、同じように苦しむ人の気持ちがわかる。
KENさんは末期の状態で苦しんでいるにもかかわらず、それでも人のために走りました。
辛く、苦しい状態であっても、あきらめてはいけない。
絶望を経験したからこそ、あなたは人に優しくできる。
人に希望を与えることができる。
私は、
「自分に出来ることで、人々に希望を与えること。」
それを考えてみました。
Spokes of Hopeにまでは及びませんが、私なりに何かの活動をスタートさせたいという思いに駆られました。
何よりも人々に希望を与えるという思いが、この11114u.comの根底にいつも流れているようにと願いました。
KENさんとセシルさんが今は魂となって、これまで以上に楽しい旅を続けていることを信じ、また素晴らしいメッセージを伝えてきてくれたことに感謝して、この記事を締めくくりたいと思います。
ありがとう、
KENさん、セシルさん。
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