気を感じるための簡習をご紹介します。
両手を使いますが、とても簡単です。
私は朝、そして夜寝る前にベッドに座って10分ほど楽しんでます。
いつでもどこでもできますので、ちょっと時間を見つけた時などにチョコチョコとやってみると良いかもしれません。
まずは両手を胸の前に出し、20センチから30センチほど離して向かい合わせます。
肩、腕、手のひら、そして指先からも力を抜きます。
息は自然に。
目を閉じて、前回と同じく天から白い光が頭上に差し込んでくるイメージをします。
その白い光を体にたっぷりと吸収します。
この時、息を力強く音を立てながら吸い込んだ方がイメージ的に光をたっぷりと吸収できるようであれば、そうしてください。
その光が腕を流れ、手のひらに集まります。
そして両手のひらから気を向かい合わせに出しているイメージをします。
この時私は、気を出すのに合わせて息をそっと吐き出します。
ただ、吐き出している息が手のひらに当たらないように、静かに吐き出しましょう。
気を出しながら、両手をほんのすこしずつ狭めていきます。
急にくっつけてはいけません。
まるでデンデン虫が動いているように、静かにゆっくりと近づけます。
この時、私は目を閉じて手のひらに集中します。
両手のひらの間に気をサンドイッチするんです。
両手は近づけても、触れないようにします。
そして充分近づいたら引き離し、繰り返します。
最初は何も感じないかもしれません。
それでもがっかりしないこと!
気は確実に出ているのですが、それを感じ取るまでにちょっと練習が必要です。
で、いったいどんな感じがするかというと、磁石のN極とS極が反発するような圧力を手のひら全体に感じることが出来るようになります。
両手を近づけようとすると、両手の間にまるで透明で表面が硬い何かがそこにあるような感じがして、すこし重さも感じたりします。
指先にはビリビリとしびれるような感じがし、手首から手のひらにかけては少しだけ暖かい感じもします。
不思議でしょう?
慣れてくると、両手のひらを向かい合わせるとすぐに、両手の間に気を感じるようになります。
(つづく)
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