Hug fear tenderly 不安を優しく抱きしめる

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不安を抱いた時、あなたはどう対処しますか?

不安や恐れは一度その頭をもたげると、あなたの心の中でどんどん大きく育っていきます。

そして四六時中あなたを振り回します。

心臓がドキドキしたり、先のことを考えると今日を生きることが無駄な努力をしているように感じてしまう時もあるかもしれません。

夜、眠れないかもしれません。

こんな時、あなたはどのようにして不安に対処しますか?

 

 

不安や恐れは、その状況が長く続いたりすると、不安障害や不安神経症などの治療を要する疾患になることがあるそうです。

大変な状態になる前に、自分なりにうまく対処できる方法を見つけておくことはとても大切なことだと思います。

このブログにもいくつか記事を書いていますが、私は相当なストレスを経験しました。

その頃は、不安や恐怖は四六時中でした。

ぐるぐる渦巻く不安で、何を行うにも気力がおきません。

眠れない夜はもちろんのこと、一時期は心臓に痛みを覚え精密検査を受けましたが、原因は特定できませんでした。

 

 

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不安を捨て去ろう、恐怖を消し去ろうと否定するとすると、相手はますます強い力で地の底から湧き上がってきます。

こちらの思いに反して、どんどん成長していくのです。

では、消し去るのではなく、ポジティブな考えを持つことで不安や恐怖を覆いかぶせてしまおう。

そう努力しても、そのポジティブな考えを維持し続けることにエネルギーを使い果たし、弱りきった所へまた不安や恐怖が軽々とドアを開けて入ってきます。

 

 

世の中には不安や恐怖に強いという人も稀にいるかもしれません。

でも私はずっと昔から、不安や恐れに弱かったような気がします。

さて、そんな中、私なりに発見した対処法はこんな感じです。

とてもシンプルですので、皆さんも騙されたと思って一度やってみてください。

 

 

【不安を感じた時】

不安や恐怖を感じた時、あなたはきっと体の異変にも気づくかもしれません。

心臓がドキドキしたり、体の中からエネルギーが失われていくような無力感を感じたり。

頭を抱え込んだり、じっと物思いにふけったり。

人それぞれだと思いますが、あきらかに「普通」あるいは「楽しい」時とは違う重い感覚が体のあちこちに症状として現れてくるかもしれません。

心の状態がいかに大きな影響を体に与えるか、皆さんも私同様、身をもって体験されているのではないでしょうか。

 

 

【不安に語りかける】

そんな時は、無理をして不安を振り切ったり、またポジティブな考えを無理してあてがったりしないでも大丈夫です。

あなたの不安に向かって語りかけてみてください。

ただそれだけです。

私はこんな風に語りかけています。

生まれたての赤ちゃんを抱っこしているように思ってやってみてください。

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「私の中の不安、そして恐れよ。」

「あなたは私の一部。私にとってとても大切な私自身です。」

「あなたがいたから、これまでもいろんな場面で助けられてきました。」

「私はあなたを否定したり、切り捨てたりはしません。」

「私はあなたと共にずっと生きていきます。あなたは私の大切な一部なのですから。」

「あなたを今、優しく抱きしめます。」

「あなたの存在を許し、感謝し、そして祝福します。」

「ありがとう。ありがとう。ありがとう。」

赤ちゃんを抱きしめ、その小さな頬に優しく頬ずりをしながら

「あなたにお願いがあります。」

「あなたとずっと一緒に生きていきます。」

「だからあなたも安心してください。」

「少しだけ和やかになってください。」

「少しだけ小さくなってください。」

「そうすれば、私の中に幸せが入り込む場所ができます。」

「私が幸せになれば、あなたも一緒に幸せになります。」

「一緒に幸せになりましょう。」

「ありがとう。」

 

 

私の場合、こうすると不安や恐怖がすーっと収まっていきます。

そして平常な心の状態に徐々に戻っていけます。

もう不安や恐怖に振り回されることがなくなります。

 

 

私がこの方法を発見したのは、天にサレンダーされた(身を任せた)後でした。

不安や恐怖を感じたとき、こんな風に思ったのです。

「ああ、結局この心の中にある不安や恐怖そのものが、自分自身なんだ。」

「不安や恐怖に恐れている、ぶるぶる震えている、それが誰でもない、本当の自分なんだ。」

「僕は怖がりなんだ。ずっとずっと昔から。」

「それは消えることがないものなんだ。」

「そう、それでいい。それを認めよう。」

その時、その不安や恐れを否定する代わりに、私はこのように受け入れることにしたのです。

そしたら、すーっと不安や恐れが小さくなっていったのを感じました。

まるで小さな子供が色んな方法でこちらの注意を引き、やっと認めてもらったように。

とても不思議な瞬間でした。

 

 

Hug your fear tenderly.

不安を優しく抱きしめてあげてください。