数日前の事。

安全運転が取り柄の私の車の後ろでパトカーのサイレンがけたたましく鳴り響き、ルームミラーにはまぶしいくらい回転等の灯りが反射していました。

「事件か何かで急いでいるのだろう。道を譲らなければ、」と車を端に寄せると、なんとパトカーも速度を落としぴったりと後ろについてくるではないですか。

「えっ？」とびっくりしました。

車を停めて、運転免許証と保険、そしてレジストレーションを準備して待ちました。

パトカーに停められたら、車から出てはいけません。

窓を開けて、オフィサーが来るのをじっと待ちます。

外に出たりすると、腰の拳銃に手を当てて、車の中に入るようにと指示されます。

日本人的感覚だと、車の中でだまって待っているのは失礼になると思ったりしますが、こちらでは車から出たりすると「威嚇している」と取られますので、気をつけなければなりません。

さてさて、いったい私が何をしたの？と待っていると

「あなたのナンバープレートの上につけているプラスチックのカバー（透明）がくすんでいてナンバーが良く見えません。」

ナンバープレートが良く見えないというのは違反になり、60ドル程度の罰金になります。

パトカーには前の車のナンバープレートを自動的に読み取るシステムがあるのだそうです。

それで、私の車の場合、くすんだカバーのために良く読み取れなかったので、まずは停車するようにと指示されたわけです。

ああ、そういう事かとホッとすると、実はさらに続きがありました。

「あなたのナンバープレートを調べてみたら、登録が切れていますよ。」

ええっ、そうなの？

「登録が切れた車を運転するのは違反です。」

「重大な違反です！！」

「レッカー車を呼んで牽引となります。」

「再登録をして車を取りに来る必要がありますが、非常にお金がかかりますよ。」

と畳み掛けるように、ここまで一気に伝えられました。

えっ、切れていたのは知らなかったんです、ごめんなさいと正直に伝えてはみたものの、当然相手にしてもらえず、車の中で待機するようにと指示をうけました。

レッカー車で持っていかれると、現金で数百ドル持っていかないと返してくれません。

もうかれこれ20年ほど前に駐車違反で持っていかれた時には400ドルくらいでしたが、今ではもっと値上がりしているのではと思うと、ぞっとしてしまいました。

何より、ここからどうやって家に帰るか。

車が無いのに、どうやって登録をしにいけばよいか、と面倒で憂鬱な作業に目もくらむ感じでした。

この現状に反するように、今日は朝から実に良いメッセージを受け取っていました。

コンピューターで必要な情報をチェックしていると、１１１というゾロメが出てきましたし、車に乗っているときも、チラリと時間を見た瞬間が１：１１でした。

今日は１１１の日なんだなぁ。

今向かっている用事も、これまでのゾロ目のメッセージの経験からスムーズに行くだろうと期待していたのですが、途中でこの有様です。

どうも、おかしいなぁ。

あのゾロ目の意味はなんだったのだろう？

腕を組んで、深々と考えてみました。

さてさて、5分ほど待つと先ほどのオフィサーがチケットを持って戻って来ました。

「違反チケットです。」

はい。了解です。

「ナンバープレートが見えにくいという点で罰金が科せられます。」

はい。

「でも登録が切れている分は、今回のチケットには記載していません。」

ええっ、本当にですか？と私は耳を疑いました。

登録が切れている分に関しての違反チケットを切られると、先ほどのレッカー車に加えて、私のライセンスもサスペンドになるそうです。

地獄に仏って、こういう事をいうのだろうと実感しました。

「でもこの車に乗って帰ってはいけませんよ。アレンジしてください。」

と釘をさされ、続けて

「登録は今すぐオンラインでできます。登録ができた瞬間に乗れます。」

と教えてくれ、ニコリと笑顔。

私は「すぐにやります。」と伝え、握手を求めました。

オフィサーはその後、パトカーにのってサササーッと走り去っていきました。

さっそく自宅に電話し、家族にオンラインで登録をしてもらいました。

完了とともに運転ができるということだったので、無事そのまま次の目的地に走れました。

そして運転をしながら、

「そうか、こういうことだったのか。」と納得。

違反チケットの60ドルを痛いと感じるか、ありがたいと感じるか。

重大な問題を発見し、そしてすぐに解決することができた経過を考えると、私は非常にありがたいと感じました。

エンジェルたち、スピリッツたちに助けられていることを実感。

１１１のサインがどのような意味を持って、今回私に伝えられてきたのかが理解できた感じがしました。

この記事を書いた後、セブンイレブンへ買い物に車で出かけました。

そしてちょっとした渋滞にかかりましたので、のんびり行こうと時間をみたら、見た瞬間が５：５５でした。

「ああ、これってコンファメーションだよねぇ。ありがとう！」

ということで今回のエンジェルやスピリッツからのメッセージの解釈は「正しい」とお墨付きをいただきました。

あなたもきっと「ああ、助けられているなぁ」と感じた出来事がたくさん有るのではないでしょうか！！

ではでは、

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後記：反則金を支払う時に発見したんですが、オフィサーから受け取ったチケットの違反番号（どの違反をしたかという番号）が３３３でした。

偶然でしょうか？

それとも必然！