先週雪が降りました。
金曜日の夕方から本格的に降り始め、翌朝は当たり一面銀世界。
そういえば夜中、どこかの家族が外でソリ遊びをしていましたね。
道路も歩道もすでに雪が30センチほど積もっていましたので、長い坂道の道路を見つけては、ソリで滑って楽しんでいたようです。
朝にはすっかり吹雪もやみました。
全ての雪を落とした空は、雲ひとつ無い晴天。
雪の白さが一段とまぶしく光ります。
外に出てみると、動物の足跡を見つけました。
それで、追いかけてみました。
いつもオーブの写真を撮っている森の中に、少しだけ入っていきます。
積もりたての雪の中に、ザクッ、ザクッと快い音を立てながら進みます。
近くに足跡の主がいるかもしれませんので、静かに静かに歩いていきました。
すると、鹿が雪の中に座り込んでました。
こちらに気付いたようで、振り向きましたが、じっとしています。
目があっても、恐れることなくそのままじっと雪の中にうずくまっていました。
この鹿は、この森に住む親子の鹿の一頭で、昨年生まれた子供です。
生まれて数ヶ月ほどしてから、うちの庭に遊びにきたのですが、その頃はまだ小さく、背中には斑点があり、いわゆるバンビでした。
今では堂々としたものです。
時々庭にやってきては、うちの木や花を食べてます。
昔は「こら~っ」って叱って追い返していたのですが、最近は「食べていいよ」とそのままそっとしています。
この森は夏には日陰を作り、涼しい風を送ってきます。
うっとり見ていると、心が和みます。
しかしそれ以上にこの森から受け取っているものは多いと感じています。
それで、持ちつ持たれつということで、鹿が来ても追い返すのをやめました。
さて、帰り際、雪の重みにしなりながら耐えている木を見つけました。
硬い木の枝だと、重みに耐えれずに折れてしまうことがありますが、柔らかい木は弓のように曲がりながら、そのうち雪が溶けるのをじっと待っています。
数日すると、枝から雪をすっかり落として元通りになっています。
雪の重みに耐えている木を見ていると、ふっとこんなメッセージが浮かんできました。
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何が来てもそのまま受け入れる。
区別も差別もしない。
しなりながら、耐える。
大丈夫だよ。
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今日は一日穏やかな日でした。
積もった雪越しに沈む夕日は、格別に美しかったなぁ。
ではでは!
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