皆さんは今日を一生懸命、生きていますか！

私達は三次元に住んでいますので、どうしても時間との関係を切り離せません。

ともすると過去の出来事に引きずられていたり、未来ばかりを心配してオロオロしたり。

今を一生懸命生きるということをすっかり忘れてしまうこともあります。

私達の人生において、この時間をどのように扱うかということは難しいことであり、また重要なことでもあります。

過去はなんとか忘れることにして、しかし未来についてはいつになっても気になるものですよね。

例えば学校や会社の入試の結果、

今起きている出来事の今後の成り行き

エトセトラ・・・

昔からタイムマシーンの開発により時間の枠を超えたいという願いが人類にはありますが、今だかって科学はその目標を達成していません。

ですから、今でも私達は１秒先はどうなるかわかりません。

たった１秒先でも、それは未来であり、私達には予測することくらいしか対処する方法はありません。

ところが、今回は時間の制限を受けるこの三次元へ、違う次元から未来のメッセージを受け取ったというお話しです。

興味深々でしょう！

事の起こりはある金曜日。

先日、エンジェルからのメッセージでお伝えしましたスピリチュアル・パワーを持つ方とのやり取りから始まります。

数回目のメールでのやり取りの中で、文章の最後に質問が書かれてありました。

「KENさんという方が身近にいますか？」

「どうしてもKENさんという方のエネルギーが現れてくるんです。」

私はその質問を見て、

「KENさんねぇ。そのようなニックネームの人は二人ほどいるけどなぁ？」

「どっちかなぁ？」

と首を傾げました。

しかしそれはニックネームなので、KENという名前そのものではありません。

カタカナや平仮名ではなく、英語表記をされていますので、これは英語の名前を持つ人なのだろうか？

何か伝えたいメッセージがあるのだろうか？

謎は結局解決せず、しばらく様子を見ることにしました。

翌日土曜日のこと。

私はエステートセールという不動産業者が行っているイベントに参加しました。

すこし補足します。

エステートセールというのは、引越しする人や、例えば家主が亡くなってしまったような場合、家の中のもの全てを販売するイベントで、業者と値段を交渉しながら売買が成立します。

家具、調度品、洋服、テレビにラジオ、キッチン道具と、とにかく全てのものが販売されます。

私はビンテージやアンティークものが好きで、このエステートセールによく通います。

中には百年～数百年も前の品物などが大切に保管されていたりして、見に行くだけでも骨董品屋や博物館を見学に行くようで、楽しみでもあります。

また大切に使われたものには、真心や魂が宿っているとも感じられます。

壊れたものでも、修理し綺麗に磨き上げると、その物もとても喜んでくれているような感じがするんです。

土曜日、さっそく私は３つほどのエステートセールを回ってみました。

最初の家では、玄関前に人が並んで待っていました。

すこし肌寒かったので、パスして次にいこうかどうしようか迷いましたが、並んでみることにしました。

５分ほど待つと５人くらいが家の中に入れてもらい、また５分ほど待つと私の前の人たちが皆入り、私は列の先頭になりました。

その家はかなり古く大きな家で、玄関も立派なものでした。

「この家にはいったい、どんな人が住んでいたのだろう？」

ふとそんな思いがよぎり、ドアに手のひらを当てて目を閉じてみました。

なぜこんなことをしたのか分かりませんが、自然とやっていました。

そしてなんとなく伝わってきたのが、小さな女の子が笑い声をあげて庭で遊んでいるようなイメージでした。

「うん、きっといいエネルギーを帯びた家なんだろうな！」

そう思ってニコリとしたところで自分の番がやってきました。

（つづく）