Qi 気を送る

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しばらくぶりです。

皆さん、風邪などひかれてませんか?

実は私、流行の風邪にかかってしまいました。

だいたい家族の皆が風邪を引いても、結構私は最後まで無事なのですが、今回は大変でした。

それで

なぜなんだろう?

と考えてみて、ちょっとだけ思いつくことがありました。

それは、少しだけ「気」を使ったことが原因なのではと思っているんです。

事の始まりは、一番下の子が風邪を学校からもらってきた時です。

なんとなく調子が悪いなぁと様子を見ていたら、だんだん鼻水、咳、そして腹痛、発熱とお決まりの症状が出てきました。

学校も休み、薬を飲ませて安静に休ませておりましたが、以前この子は肺炎にかかったことがあり、その時には発熱が収まらず医者に行ったその日に緊急入院でした。

まさか2度も肺炎?

と心配しつつ、横に添い寝をしながら、

「その風邪、パパが全部もらうから。」

といって左手で体をさすり、自分的には「気を送り」ながら介抱っぽいことをしていたのです。

翌日医者に行きましたところ、

「ストマックフルー(腹痛を伴う風邪)」であり、熱さましを飲みながら休めば回復するとのことでした。

安心したのか、子供はどんどん回復していきました。

で、良かったなーと思っていたら、なんとなく自分が風邪にかかっているのに気付いたのです。

前述の通り、これまで家族の誰が風邪を引いても結構大丈夫だった私に、急に発熱がはじまり、腹痛や頭痛、咳と鼻水のため夜は眠れずという大変な数日をすごしました。

今回の悪寒はとんどもないもので、どれだけ服を着ても布団を暑くしても、まるで氷の部屋に裸で放り込まれたような感じです。

寒くて寒くて、体がガクガク震えます。

びっくりしました。

まったく薬を取らない私も、この時ばかりは強烈な熱さましを6時間おきに服用し、布団の中でぐったりしていました。

で、薬が効き始め熱は下がるのですが、朦朧とした感じになりました。

そしてこの朦朧とした意識の中で、以前読んだ本の内容を思い出していました。

その本は

「中村天風 生きる心得 神渡良平著」

です。

この中に

「気功で引き出す無限の治癒力 矢山利彦さんのこと」

という章があります。

矢山さんが気を使って患者を治そうとすると、決まってその症状を自らが受け取ってしまい、大変な思いをしたという内容が書かれてあります。

その後彼はさらに精進し、気功の奥義である「大周天気功法」マスターした結果、患者の症状を受け取るということを回避することができるようになったとのことです。

私は自分が気を使って人の治療ができるなどということは微塵にも思っていませんが、

かりに少しだけでも気の動きを感じることができる状態で、今回一番下の子に

「パパが全部症状を受け取るから」

といって気を送ったわけですから、可能性としては彼の症状を無防備の状態で全部受け取ったということも否定はできない。

そう直感で感じました。

で、このことからの教訓は

「気というものがどういうものなのか分からないうちは、それが良き心から出ている行動としても、むやみに人に気を送ったり受け取ったりしないこと。」

でした。

ということで、気に関しては今後もいろいろと書いていきたいと思っています。

今回のシリーズは、これで一旦終わりにします!

ではでは