私にとって

「リラックスする」

ということは、とても難しいことでした。

なにせＡ型でねずみ年生まれですから、じっとしていることが苦痛でたまりません。

目はバチッと開き

落ち着き無くちょろちょろと走りまわる。

一緒にいる人にとっては「迷惑」極まりない生態です。

そんな私が瞑想っぽいことを始めた時のこと。

心を静めるため、

「体の力を抜き、目を閉じて呼吸に集中しましょう」

と説明してあったので、とりあえずやってみました。

それから、こんな説明もありました。

「蝋燭の火をじっと見つめてみましょう。」

これはシャーリー・マクレーンが、ペルーで幽体離脱を体験した時の方法でもありますので有名ですね。

しかしなかなか落ち着きません。

瞑想をすると、決まって頭の中で山ほど思いがわき上がります。

目を閉じたりすると、なんだかそれだけでそわそわしたり。

こんな私は、なぜ目を閉じて呼吸に集中したり、蝋燭の火を見つめるなどの行動が瞑想には良いのだろうか？と不思議に思ったものです。

リラックスというのが苦手な私にとってはまじめな疑問でした。

こんな変な質問をする人もいないでしょうから

「なぜっ？て聞かれても困るなぁ…」

なんて返事が返ってきそうです。

ところが最近、自分なりに納得できる回答を見つけました。

勝手に納得した内容ですが、もしかすると誰かのためにもなるかもしれませんのでご紹介します！

怖いもの好きの私はYouTubeで「心霊写真」や「心霊動画」などの特集を見てたんです。

ほとんどのシリーズを見終わり、さて次は何を見ようかなぁと探していると、

「脅威の霊能力者　宜保愛子」

というタイトルを見つけました。

懐かしさもありさっそく見始めました。

そして今さらながらに、「宜保さんの霊能力って、すごいなぁ」と感動。

その番組中、面白い実験の場面がありました。

サイコメトリーの能力を調べる実験を行いながら、その時に脳波がどのような状況になるかをモニターしていくというものでした。

（サイコメトリーとは、物体に残る人の残留思念を読み取ること。）

普通の状態の脳波から、サイコメトリーを行い始めた時の変化をモニターで見ていると、明らかに大きな違いが出てきました。

それは、ベーター波が消え、アルファ波だけの状態になったんです。

そして、このアルファ波だけの状態が「瞑想」をしている時と同じ脳波の状態であるという解説が述べられました。

私はその時、

「なるほど～。瞑想している時の脳波はアルファ波なんだ。」

「で、それって霊能力を発揮している時と同じなんだ。」

と妙に納得してしまったんです。

霊能力を持つ人がその力を発揮する時、脳波はアルファ波が主軸となり、日常生活で活躍するベーター波は静かに消えていく。

これって非常にかっこいい。

「瞑想＝アルファ波の状態」

そっかぁ、ようし。

ということで、なんだか漠然としていた「瞑想」に自分なりの「ゴール」ができた感じでした。

しかし、ではなぜ

「アルファ波の状態になるために、呼吸や蝋燭の火などに集中することが良いのだろう？」

という疑問はまだ解決できていませんでした。

そして数日後のこと。

寝る前に本を読んでいましたら、「ヘミシンク」に関しての記述にぶつかりました。

ヘミシンクとは１９８２年にアメリカのロバート・モンローという学者が作った言葉で、脳の一極集中化という意味だそうです。

五感を通じて入ってくる刺激が脳に伝わり、脳が様々な場所で多数の反応を一気にこなしている。

その状態の脳波を計測すると、ベーター波主軸の状態であると思われます。

ところが、これら五感のほとんどをシャットダウンし、例えば目からだけの刺激にすると、目からだけの刺激に対して脳波も静かになり、刺激を受けなくなった各部分の脳は、この静かな脳波に同調をしはじめる。

このような脳の仕組みがヘミシンクであり、そしてこの状態がまさしくアルファ波の状態であるそうです。

なるほど、だからか。

五感をシャットダウンし、例えば蝋燭の火だけを見つめる。

あるいは呼吸にだけ集中する。

このように何かひとつに集中することで、刺激が少なくなり脳波が落ち着きはじめる。

そして脳の残りの部分が、この落ち着き始めた脳波に同調する。

サイコメトリーの実験とヘミシンクの解説で、私は妙に納得してしまいました。

このアルファ波の状態は、脳が一極に集中している状態でもあるのでしょう。

左右の脳がひとつになる。

そしてこの状態になった時に、人は霊能力や超能力を発揮したり、宇宙とつながり叡智を受け取ったりするのでしょう。

そう思えば、日常生活の中でもアルファ波に誓い状態ではないかと思える場面があります。

例えば車の運転中。

突然問題の答えが分かったり、新たなアイディアが浮かんだりするのって、車の運転中に経験していませんか？

以前読んだ記事には、乗馬をする人は乗馬中に不思議と様々なアイディアが浮かぶと書いてありました。

工作や作業で集中している時にも、ふっとアイディアが宙から降ってくることもあります。

ある人はアイディアが欲しくなると散歩に出かけるといいますし。

これらはみな、刺激が少なくなり静かな脳波へとヘミシンク、つまり脳全体が同調しはじめるからではないか？

私達は日常何気なく、瞑想のエッセンスとなるアルファ波の状態を経験しているのかもしれません。

瞑想とアルファ波、超能力・霊能力などに関しては、今後も色々調べてご紹介したいと思っています。

ではでは！